昨日判明した芸能人の訃報はたくさんあった。
実際に見たことがあるのは、佐藤蛾次郎くらいだな。
もう随分昔、ほとんど半世紀ほど昔に会社の先輩が友人と佐藤蛾次郎の銀座の店に行くんだというのでついていって、ご本人や、奥さんを見た。
私は実は寅さんの「男はつらいよ」は最初の頃は結構見たんだけれど、途中から見なくなった。
あのストーリー立てのマンネリさ加減が鼻について嫌いだったからだ。
途中から、必ずその先が丸見えの失敗をするやつがいて、それが原因で周りにはいろいろあって、最後はちょっとお涙があってカラリと終わる。
そのさきが丸見えの失敗ってのがすぐに読めるわけで、それなのに、我慢してみているのが嫌なんだなぁ。
だから大体その種のコメディ物が嫌なんだ。
それは「I Love Lucy！」もそうで、なんならチャーリー・チャップリンももちろんそうだ。
しかし、チャップリンはとことん皮肉を描き続けて最後はさぁどうだ、と見えを切るのは好きだけれどね。
