ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

スキャン

 近頃、どこかで知った本を図書館で見つけると、借りて来て、スキャンしてしまうことにした。著者や訳者には申し訳ないが、4-5千円もする本は流石に買えない。


 クリストファー・イシャウッドという英国生まれでカリフォルニアで死んだ著者の両親の日記と書簡を書いた「キャスリーンとフランク 父と母の話(Kathleen & Frank The Autobiography of a Family)新潮社 2022年6月刊」はたっぷりと二段組で532頁。どこで知ったんだったか、もう忘れてしまった。近いぞ認知症

 刊行されてからもうだいぶん経っているけれど、「ヒトラーの秘密図書館(Hitler's Private Library)2010年1月文藝春秋刊」という本は古い雑誌で紹介されていたもので、全く知らなかった。奴は大変な読書家であり、蔵書家だったそうだ。当時の日本の軍人や今の日本の選挙屋とは比べようもなさそうだ。

 散々スマホでVflatアプリを使ってスキャンをしていたらスマホのストレージが満杯だという。しょうがないから、音楽系のファイルを全部捨てた。なぜなら私はスマホで音楽を聴く習慣がないからである。いざとなったら、SONYのwalk-manを持ち運ぶつもりである。


 古い本といえば石光真清「1868年10月15日(慶応4年8月30日) - 1942年(昭和17年)5月15日)」の4部作の三冊目、「望郷の歌」が図書館にあったので借り出した。全く知らなかった本である。明治から大正にかけてシベリア、満洲での諜報活動に従事した(ウィッキペディア)という。「望郷の歌」は明治天皇崩御で終わる。四冊全部が図書館のOPACにあったのだけれど、適当に見当をつけて三冊目を借り出した。まだ先があるのには驚くほどの出来事の連続である。何しろ中国の海賊なんぞも出てくるのである。
 この一冊は昭和33年の出版で、当時の1,500円は結構いい値段がついている。これ自体は昭和52年の第9刷であるが、55.7.31の日付印のある貸し出し記録には全く記録がない。その割にはところどころ頁が割れかかっている。どういうことだろう。