ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

群馬の森

群馬県高崎市の群馬の森にあった「朝鮮人労働者追悼碑」が撤去された。


 県知事である山本一太の答えは、「ただ裁判所の判決に従ったまでであり、私には歴史認識の問題はまったくない」というものだったけれど、うまい言い逃れであって、彼が属する種類のグループの意見は歴史の改ざんであることは想像に難くない。これをもって、かの自民党レイシストは「これだけでなくて、国内に存在するすべての歴史の誤りを正さなくてはならないとコメントしている。
 

 群馬県内で朝鮮半島出身者が従事した場所の中に私が足繁く通い、キャンプを楽しませてもらった山にあった鉄鉱石の山が含まれていることに初めて気が付いた。当時多くの鉱山、工場に彼らは送り込まれて逃げることもできなかった。私達の国はそうした歴史の上に存在していることは否定のしようがない。それを敢えて否定し、資料を改ざんすることになんの痛痒も感じないグループが存在することに目を瞑っていることは、それだけで罪だといって良いし、この国を虚偽の存在として晒すことになるだろう。



ついに、あそこのミモザが綻び始めたようです。まだほんのちょっと。


 これまで週の後半にならなくては開いていなかった、ちょっと凝った古本屋が、人手が増えたので前半もお店を開けるようになったそうだ。で、この店の外の100円棚にこんな本の上下が一冊百円で売っていたので思わず手を出した。
 日本橋の某書店がこの三連休はポイントを5倍にしてやるというので、4,500円する本を買おうかと思ったんだけれど、すんでのところで思いとどまった。図書館の予約待ちが3番目だったので、じっくり待つことにする。



自害する

 昔の武士社会の話を読んだり、聞いたりすると「心でお詫び」をしたり、「恥を忍んで自害」したりするわけだけれど、あれはどこから出発している思想なんだろうかねぇ。あれは良くない文化だったよねぇ。死んでしまえばあとはチャラだったわけよ。そりゃずるいじゃないの。なにをやっても死んじゃえば終わり。だから逆になにか悪いことをしたり、大失敗をしたら死んじまえば許されたんだよねぇ。男らしく、潔く、最後を飾ったとかいっちゃったりして。じゃ、女性は潔くなくて当たり前なのかっての。死んじまったらそこから先、国を守ったりなんてできねぇんだっての。死ぬことは潔くなんかないよ。逃げちゃうってことにもなるしね。それなのに、馬鹿みたいに「お国のために死んでこい!」なんていいやがったんだぜ、大日本帝国ってのはさ。「死して虜囚の辱めを受けず」なんちゃって、冗談じゃないよ。一回しかない、人生をそんなことで終わらせてたまるもんか。それのどこが良いんだっての。そもそもお前一人の命で国なんて守れねぇんだよ。なにが靖国だよ。なにが英霊だよ。そんな思想はさっさとゴミ箱に捨て去ろうよ。いつまで固執してんだっての。