朝の4時くらいまで起きていたものだから、目が覚めたのは10時くらいで、生協の配達の声で起きた。外は寒いらしくて、天気予報があたっている。さすがに気象衛星のおかげで、近頃は天気予報もほとんど外れることもないし、「線状降雨帯」なんてのまで予測できるようになったんだから、日進月歩である。それでも、それを聞いて危険を察知できる能力を人間が持っていなければなんの意味もない。
随分前、多分25年くらい前の夏に神奈川県の山の中で、川の中州でキャンプしていたグループが、大雨の予報で撤退を進言に来た消防や警察に悪態をついて居座り、その結果激流となった川の中にグループで孤立し、最後は激流に飲まれて13名が死んだという事件があった。川の中にビーチパラソルを立てて立ちすく姿がテレビに映し出されたので、かなりの波紋を呼んだ。何度も警告に来たのに、知らん顔どころか毒づいたというのでかなりあちこちで叩かれた。救助されたのはわずかに5人だった。川は怖い。日本の山間部は急峻で、川上で豪雨があればすぐに水かさが増す。あの多摩川ですら豪雨のあとは河原が水没し、野宿している人たちの安否が気遣われる。
出ようとしたら、気温は15℃を割っていたのでハーフコートを取り出して着たけれど、考えてみたら、この何の変哲もない黒いハーフコートはもう何年も着ていて、一体いつから着ているのか、にわかには見当がつかない。ひょっとすると30年くらい着ているかもしれない。とはいえ毎日着ているわけではなくて、春先とか、晩秋とかにしか着ていないんだから、実質的に見れば、年に40日も着ていないだろう。
明け方のラジオに佐藤優が出ていて、北朝鮮兵のウクライナ戦線への派兵は「人を殺したことのない軍隊にとっては恰好な経験になる」んだと恐ろしいことをいう。彼らは北朝鮮兵の軍服で戦うわけではないのだから、ロシアの雇兵ということになると。
兵庫県の県知事選挙で、パワハラで失職したはずの斎藤元彦が再選されたと聞いて肩の力がどっと落ちる。何が起きているんだろう。小池百合子、ドナルド・トランプ、斎藤元彦、なんでこんな連中が当選するのか。
今まで読んだことがなかった。前編カタカナ表記。