ほぼ足りてまだ欲 その先

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美人だから許す?

人の価値観というものが、本当にいろいろあるんだなぁとびっくりした話。
友人が若い女性とカウンターで呑んでいた。若い女性についていえば、私の周りにもたくさんの学生が居て、いろいろな価値観に接することができるからわかるけど、この人の話にはびっくりした。どう、何をびっくりしたかを表現するのが非常に難しい。

彼女の友人の話をしていた。とても美しい人らしいのだが、俗に言う「タカビー」らしい。で、不動産関係を動かして大いに金を集めまくっている30歳ほど歳上の人と結婚することになったという。フ〜ン、なんだか想像のつかない世界って世の中にあるんだなぁと思った。今時バブル全盛と同じようなことを続けている人たちもいるわけなんだなぁと。それはそれで考え込んだんだけど、それよりも考え込んだのは、その玉の輿に乗った美しい人を評して「性格はわがままで、お高くとまっているってみんながそういうけど、私はその娘(こ)が本当に美人だから許す」というものだった。思わず耳を疑ったけど、そんな価値観があることを私は思いもよらなかった。一言も発することができなかった。

自分の価値観について外から見ることができないというのは、本当は幸せなのかもしれない。つまり自分の価値観にすっかり埋もれて満足して暮らしてしまうということだからだ。他人の考え方にひょっとすると見直すべき点があるかも知れないと思ってもおかしくはないというわけだけど、そんなことで迷ったら幸せになれないのかも知れないのだ。危うく迷いそうになったら、それをきつく否定して相容れないとしてその価値観を放り出した方が幸せかも知れないのだ。
きっとその玉の輿に乗った女性が高齢化して痴呆を患ったとしたら、その時彼女はその「タカビー」を許さなくなっちゃうんだろうなぁ、。