驚くほどの値上がり。とんでもない価格である。昔だったら、すでに大騒ぎになっているはず。1バレルあたり20ドルを超えたら、代替え燃料開発をどんどん進めて行かなくてはならない、というのがかつての鉄則だった。80年代、オイルシェル、オイルサンド、石炭液化などの開発にナショナルプロジェクトとして予算化してきたし、終いには船に帆*1をつけたものまであった。
しかし、当時の技術はすでにお蔵入りに近い形になっている。しかも、当時の技術者、関係者はすでにリタイアしている企業がほとんどではないだろうか。企業の力は今度はどのように現れてくるのか興味深い。
*1:ほとんどが内航船であったが、二桁隻数の船に概ね3方式程度の帆が開発された。理想的な風は斜め後ろからのものではあるが、横風でも、風の力でローリングが抑えられるので、安定して走ることができるという意外なメリットも発見された
