東京新聞がさぬきうどんとオーストラリア小麦についての記事を載せている。http://www.tokyo-np.co.jp/00/tokuho/20041128/mng_____tokuho__000.shtml
ASW(オーストラリアン・スタンダード・ホワイト)というのが人気の豪州産小麦だそうである。さぬきの夢2000は確かにうまいがグルテンの量が少ないので、直ぐに腰が弱くなるのだそうだ。
県独自のさぬきの夢栽培農家への助成金制度などで、生産量は急増しているが、県内でうどん生産に使う小麦粉の3%程度でしかない。来年度には県内小麦作付けのすべてがさぬきの夢になる予定だが、それでも5%以下にすぎないのだという。 良い物を混ぜて事件になった極めて変な例だ。
不当表示は正に間違っている。だけれども、絶対的に不可能なことをそのまま知りながらやらざるを得ない状況に追いやる構図って、実際にはそんなに資格者が居ないのに、資格制度を作ってこれで良しとしている官僚の机の上社会そのもののような気がする。そんな思想がどこにも蔓延しているのが私の国なんだろうなぁ。私の国の総元締めたるルールだって、簡単に、「それは知っているけれど、周りを見回すとそういってられないから」といってないがしろにするわけだからなぁ。
"ASW wheat flour"をグーグル・豪州で動かしてみると結構いろいろヒットするし、日本のうどんについての分析があちこちに記載されていることがわかる。これを見るとマーケッティングってねちっこいことしなくちゃならんのですなぁ。