ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

 「世界アスベスト会議」というものが昨年の11月に東京で40ヶ国からの参加者を迎えて開かれていたということを今日初めて知った。被害者の方の症状の説明、医師の方たちの報告と、盛りだくさんであったことがサイトからうかがえる。
 1992年に社会党が「アスベスト規制法案」を議員立法で国会に提出したが、日本石綿協会が「健康障害は起こり得ないと確信できる」という文書をばらまいて一度も審議されずに廃棄されていたことを「毎日新聞」が告げている。中には「国会提出が社会党でなかったら審議されていただろう」なんて書いているブログも見るけれど、こうした業界のいうことを疑うということをしない、それに警鐘を鳴らすことをしないマスコミの罪も相当に大きい。私たちの国には一般市民の立場に立つ媒体は非常に少ない。そうした媒体を「サヨ」とか「左翼」と評する馬鹿どもがいる。自分で自分の首を絞めている。
 企業が成り立ち、景気の向上によって国への歳入も増え、それで初めて社会保障から何から、私たちの生活が成り立つといったりする。そうか?政府は景気が上向きだとか、今は上がる途中の踊り場だとかいうけれど、いっこうにそれが結果になっていないどころか、このトンネルの先行きは見えてこない。にもかかわらず、どんどんそんな無責任な企業社会の論理、倫理に放り出していこうとしている。とはいえ、そんな企業、そんな政府に支持を表明しているのが日本の大マスコミのすべてであり、それを信用して支持しているのが私たち市民なんだから、しょうがない。自分で自分に唾しているだけなのだ。
 だから!だから、考え直そう。
 柴田選手銀メダル。エキサイティングなレースは見ていても面白いけれど、脇でがちゃがちゃいっているタレント連中が邪魔。北島、がんばれ。そうそう、時々北島の実家の前を通るバスに乗るんだけれど、都バスの運転手さんにお願い。「こちらに見えるのが北島選手の実家です」ってアナウンスしてくれないかなぁ。いっつも見逃しちゃう。