ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

金曜日ランチ

 金曜日はお休みなので、時々ランチに出かける。今日はかねて気になっていた小さなフランス料理のようなお店の前を通ったらランチメニューが格安の値段で書いてある。まぁワンプレートものでも良いからと思ったらオントレーとメイン、デザートがチョイスでき、コーヒー、紅茶の類はドトール程度の値段と書いてあったので、入ってみた。お店の名前は「ノートル・ファゾン」というのだけれども意味が分からん(私はなんでもネットで解決つかないことはないと思っていたけれど、フランス語を訳してくれるサイトは見つからないんだなぁ、これが)。cuisine Liberteとも書いてあるけれど、こっちは多分「自由な料理」というかまぁカテゴリーにとらわれていませんぜ、という主張なんだろうか。
 場所は日比谷線入谷駅から隅田川に向かって歩いていく右側。本当に小さなお店で四人がけの机がひとつ。あとはカウンターに6席。そして二人がけの机がひとつ。
 オントレーに鶏肉のカレー風味と茹で野菜。
        
 下にコンソメゼリーといいたいが多分和風出汁ゼリーじゃないかと思うようなものが敷いてある。鶏肉の上に野菜とポーチト・エッグが乗っている。温野菜のジャガイモとアスパラをもらったのだけれども、新じゃがのようで大変に美味しい。
 メインはサーモンのソテーと地鶏のワイン煮。
         
 サーモンは皮がぱりっとしてほどよいでき。あわせてあったマッシュド・ポテトも木理こまやかに美味しくて、あっさりとしている味付けが自分に合っている。地鶏も見た目はコッテリに見えるけれど、実にあっさりとしていながらしっかりとしみ通っていて満足感高い。
 デザートはバナナケーキと洋梨のタルト。
       
 タルトには手をつけなかったので、私には分からない。バナナケーキは生クリームとチョコレートソースがかかっているのだけれど、そっちのフレーバーが強すぎて私が大好きなバナナの香りがしないのが残念だった(われわれの年代にとってバナナは特別の香りだよ)。そしてコーヒーとアイスティー。コーヒーは豆をひいてそのまま抽出してくれる機械で一気に入れてくれる。ミルクもクリームも入れずに香りが楽しめたコーヒーだった。
 ハーブオイルと一緒にだされるしっとりとしたフランスパンもついていることを考えるとこの金額では到底間尺に合わないだろうと思わせる。食べるのに時間もかかる道理であってお客の回転もそんなに速そうには見えない。四人のテーブルに二人で座ってじっくり会話をお楽しみ中の女性客あたりはちょっと考えてあげて欲しいと思っちゃう。その分午後3時まで昼も営業。やっぱり夜に来てくれるお客さんを誘うサービス営業と云うほかないなぁ。ラーメンと餃子で千円というお店がうちの近所にあるけれど、こっちの方が俄然コストパフォーマンスが高い。お店の若者達にもう少し笑顔があったらもうおっさん、おばさんに大受けするんだけれどなぁ。
 近頃のランチはお得ですなぁ。最初書いておいたこのランチの値段を意識的に消してしまった。いくらだったら皆さんお越しになるのだろうか。