ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

昼飯を喰ってから

 開店したばかりの頃一度入ったことがあるんだけれど、2度目に行ったら予約がないと、と断られて以来面倒で行っていなかった小さなフレンチの店に電話をしていった。鴨肉の冷製がレタスなんかの上に乗せてあるオントレーと春キャベツでくるんで焼いてあって赤ワインたっぷりのドミグラスがかかっているメインを食べた。写真をとったのだけれども「ブログなんかに載せないでください」と丁寧に断られちゃったので、写真をアップしない。オントレーの方は良いんだけれどもちょっと飽きる。メインとの兼ね合いもあるけれどさっぱりしたメインを食べるんだったらこれだろう。メインの方はキャベツがとても意外で面白い。キャベツでくるむことによってフォイル焼みたいな効果が出ているんだろうけれど、家で焼いたらここまで我慢して焼く根気がなさそうで、もっと早くとりだしてしまいそうだ。添えてあったマッシュポテトは十分なバターが味を決めていて美味しい。この人がシェパード・パイを焼いたらどんなマッシュポテトを使ってくれるんだろうか。写真の掲載を許可して貰えなかったのでお店の名前や場所をアップしない。
 ダメになっちゃったMOドライブの代わりを探しに有楽町のビックカメラに行く。お金をおろそうと思ったのだけれどM銀行の銀座支店がなくなっちゃっていてどうした物かと考えているうちに解体中の現場前に到着してしまった。ふと見るとそこに近辺の利用可能なATMの位置が書いてあって、ビックカメラの正面の新有楽町ビルにあることが分かった。用事が終わって出ようと扉を引いて開けようとすると向こうから着物の女性が二人来たので、開けて待つ。「ありがとう・・」という。なんだよ、俺はドアマンじゃないんだから他に云い方があるだろう、と思ったら後から後から扉を引いている俺を差しおいて何人もの若者やおじさんや女性が何もいわずに入ってくる。なんも挨拶もできないばかやろうばかりだった。
 一番安いMOドライブを買った。丸の内はあの仲通だけでなく、新国際ビルから新東京ビルからみんな中のリフォームまでできていて、一体全体私はどこにいるのか分からなくなってしまう。ワンブロック全部工事中のビルがその昔はどんなビルだったのか全く思い浮かばない。丸ビルの周りには大量のチューリップが置いてあってハンギングバスケットがぶる下がっているところがもう本当に日本ではない、という雰囲気で写真を撮っていたらアンケートを採っていたおばさんに捕まる。多分三菱地所が実施しているアンケートなのか。こんな景観はどうですかというアンケートだった。概ね良い、という答えをするけれど、あまりにもお洒落になりすぎて生活臭がないのが心の底から気に入らない。(あ、今のは的を射た回答だなぁ、そうなんだよ、まさに気にいらねぇよ!) 新丸ビルを後ろから表に抜けた。入口に看板があってビルの内外を写真に撮るなと書いてある。随分生意気な態度じゃねぇかと、これまた気にいらねぇ。なんでこんな方向に歩いているのかというとOAZO丸善に行こうと思ったからである。途中のお店でうわっぱるものを捜すが、ほとんどみんなベージュである。クリーン系ってないのかねぇ。OAZO丸善にはいって3Fの新書売り場に行って3月21日発売の岩波新書の新刊を探す。なんと「中国残留邦人―置き去られた六十余年 」だけ27日発売に延期だとメモが貼ってある。やれやれ。帰る。良く歩いた。