TBSテレビは朝6時から全米プロゴルフの中継をしている。3日目だけれども、ウッズが13アンダーでトップタイに躍り出た直後にデポットからの天才的ショットでそのままトップへ。ところで、解説はいつもの岩田禎夫である。今年5月にジャック・ニクラスから贈られる栄誉ある「ジャーナリスト賞」を受賞したということである。ゴルフの解説といえばこの岩田か、戸張捷であろう。戸張は今でこそ全くなんでもないような顔で昔と変わらない雰囲気で「お前らは知らないだろうけれど、俺はこんなことを知っている」といわんばかりの解説をしているけれど、彼はリクルート事件の時にリクルート社の常務取締役で、安比総合開発株式会社の専務だった。あの事件では随分たくさんの政治家がリクルートの江副から様々な形で美味しいものを手にしていた。今をときめく総理候補のお父さんも1億円を手にしているといわれていた。何しろ日本のテレビ業界は喉もと過ぎればあっという間に昔のことなんて誰も知らない状況。未だにあの押しつけがましい彼の解説は変わらない。一方、岩田禎夫はすでに72歳、しばらく見ていないうちにあっという間に老け込んだ雰囲気だなぁと思っていたが今日の声を聞いて、とても気になる。病気の人の声である。声だけを聞いていた時は、この解説者は一体誰だろうと思ったほど声が弱々しい。明日はBS-iで日本時間3時からの放送であるが、本当に大丈夫なのだろうか。それにしてもかつてのPGAツアーの中継はもっと花があったような気がするけれど、今や女子ゴルフに比較して、男子の方は日本人プレイヤーもそれほど楽しみにできるわけでもなく、どうしても見ようと云う気にならない。
