ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

昼飯を

 ささやかな楽しみ、週末の昼飯外食に出ようと朝はお茶を飲んだだけで我慢する。日頃行ったことのない店に行こうじゃないかと衆議一決(とはいえ二人しかいない)し、先日見つけた餃子屋に入ってみよう!ということになった。勇んで行ってみるとなんと開いていない。夜だけ?結局いつものイタリアンに行って茸のパスタと、ソーセージとキャベツのトマトソースパスタを食す。二つの皿を食べる前に写真にしたのだけれど、ピントが全くずれていて見るに堪えず。ここは夜は一度しか入ったことがないお店である。
 先日超リアリズムのイラストレーターの方の作品を戴いたので、お礼に美味しいお菓子をお送りしようとデパートの売店に向かう。栗のお菓子を発見。送る。わざわざ帽子屋の前を通るルートをたどり、買う気もないのに帽子屋さんに顔を出す。既に秋冬物の展示になっている。昨年布で出したものと全く同じデザインの帽子を羊皮で作ったものがあった。まだ買わない。買える時が来たら買う。来るかどうかの補償はない。電器屋さんでイヤフォンを買う。私の耳の穴は小さいらしくて、先日買ったものがぽろぽろ落っこちるので困る。これならずぼっと耳につっこめる。しかし、外の音が極端に聞こえなくなる。つまり、こうした密閉型の利点は、電車の中で平気で携帯電話で話す奴がいても気にならないと云うところか。それでも私はそんな奴がいると睨むけれど。UNIQLOでシャツを見る。気にいるものなし。買わない。今年の夏さんざん穿いたズボンが売れ残っていたらしくて500円になっている。買わない。最近のUNIQLOにはストレッチの生地を使ったズボンがない。おじさん、おばさんにはあれはとても重宝なんである。本屋による。ここの本屋には週刊金曜日はおいてない。本当に定期購読しようかなぁ。町山智宏がしきりに「俺だけがいわれた通りの趣旨に添って書いたのに、みんなはそうじゃない」といっている「hon・nin」をそんなら見てみようと店頭で手にしてしまった。他に保阪正康の「瀬島隆三」と今月の頭に買うのを忘れていた「世界」を買う。
 週刊金曜日といえば2006.09.01付(620号)には山形県高畠町の有機農業でこの人ありといわれている星寛治さんの記事がカラー写真入りで出ている。星さんのお話を初めてお伺いしたのは2000年か翌年の9月のことだっただろうか。和田地区の和田民俗資料館に泊めて頂いた2泊3日の時に有機農業の話をお伺いしたのである。それから毎年夏に若者に混ざってお伺いしてきた。若者達がどんな気持ちで聞いているのか関心があるのだけれど、どうもはっきりしたものとなって現れてこない。それでも、この町には都会から移ってきた人達がかなりの数に上る。星さんのお話によれば80人ほどいるのではないかということである。有機はそれまで行われてきたいわゆる「近代農業」に対する挑戦状として認識され易いはずだ。(当時の)若者にとってはなかなか精神的にも困難な状況だったであろうことは容易に想像がつく。ここまでやってくるのには並大抵ではないはずだ。昨年の米が余っているという中で、今年は明らかに不作であり、星さんの話ではこれだけ自給率の下がっているこの国は近い将来に必ずパニックが起きて、増産、増産となるという。星さん達有機で米を作っている人達の今年の収穫はどうなんだろうか。
 帰り道で友人の事務所前を通るとかみさんが居た。犬を撫でてコーヒーを戴いて、家に帰る。眠い。

美しい国へ」ということなんだから、今この国は“美しくない”んだな、と思って考えると、そうでもなくて結構美しい。あの人が云っている方が“美しくない”様な気がするんだが。

夕方になって、裏を返していないお店に顔を出しに行こうかと思っていたら友人から電話。みんなで呑もうとしているというので行く。再来月の計画の話をするというのが趣旨だったんだけれど、近所の人がまた増えていてその人の話に花が咲く。彼が云うにはフランク・ザッパが来日した時の公演が国際劇場だったというのである。そういえば内田裕也が主催していた大晦日のイベントは国際劇場だったなぁ。ハワイに自転車の長距離イベントに参加した友人が帰ってきた。なんと4千人も走るのだそうで、しかもそのうちの大半が日本人だというのである。出場者は7歳から70数歳にまで至るというのだから驚き。今度はホノルルマラソンだと云っている。すごいなぁ。
そんなわけで「朝まで」を見ずにぐったり寝る。