今日の「土曜ワイドラジオ東京」で着物の話をしていたなぁ。私の着物はどこに行っちゃったんだろう。うちのおふくろも結構着物を着ていたものだったけれど、そう、昭和40年代の終わり頃にはもう着なくなっていたかも知れない。お茶、芝居見物、正月、結婚式くらいのものだったかも知れない。おやじは昭和40年代にはとっくに着なくなった。それは多分ゴルフをやり出して、ポロシャツの様なものを着るようになってその快適さにはかえられなくなったからだろう。しかし、私がまだ小学校の頃には、家に帰ったら必ず背広から着物に着替えたものだった。煙草の火をおとして焼けこげを造っておふくろにワァワァ云われていた。総じて暑い気候の国はその地域独特の避暑ファッションというようなものがあっていつまでも文化として残っているけれど、寒い地域はどんどん新素材の暖かいものに置き換わる、というような傾向にあるような気がする。だって着物は日本の冬には寒すぎるし、夏には暑すぎる。だからあっという間にこうなっちまったのだろうか。
