久しぶりに日曜日の恒例の場所に出かける。以前はちゃんと毎週いっていたのに、最近はほとんど月一か二ヶ月に一回だったりする。今朝は寒くて日だまりを選んで歩く。風も冷たく、なんだかかつてのスキー場での風を思い出した。そうした寒さの中に行かなくなって久しい。前回行ったときも感じたのだけれど、新しい歌集が重たい。
帰りはぽつぽつと歩きながら駅三つ分くらいを歩く。すると横丁から20-30人くらいのおじさん、おばさんの集団が現れ、いわゆる「看板建築」のお店の前で誰かが説明をするとみんなで一斉にその方向を見て、それぞれがカメラを構えてパチパチっと撮る。すると即座にそこから角を曲がって路地の中に入り、その先の昭和初期の建築とおぼしき古い家の前でみんなで固まっている。なるほど、やっぱり古い家を見て歩くというレクチャーのようなことをやっておられる方がいるものと見える。私もその手のものが嫌いではない、というよりは好きだけれども、あぁしてゾロゾロやられるとちょっと引いてしまうものがある。思わず通りの反対側にわたる。
朝きちんと起きだして昼飯時にちょこちょこ歩き、250円の弁当とサラダを買ってきて食べ、やれやれと机の前に座ったらすっかり眠くなってしまって、頑張っていたんだけれど、ついに1時間ちょっといぎたなく昼寝をしてしまう。これじゃただただひたすら寿命を縮める努力をしているだけのような気がしてきた。