ほぼ足りてまだ欲 その先

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社会保険

 社会保険庁という役所は一体どんな仕事をここまでやってきたのだろうか。たまたまその電気紙芝居を見ていたらそれまでの保険料支払いが本当に確実に年金手帳上に反映されているのかと云ったら必ずしもそうじゃない、程度の話ではないのだそうだ。「高齢者が受給中の厚生年金や基礎年金(国民年金)に支給漏れが見つかり、社会保険庁が年金額を訂正した件数が、2001年4月から2007年2月末までの約6年間で計21万8474件にのぼることが明らかになった。過去に短期間勤めた会社での保険料納付記録が、年金額決定の際に見落とされたことなどが原因で、ほとんどは受給者からの指摘で誤りが見つかった(2007年3月30日 読売新聞)」という。ま、見つかったんだから良かったじゃないか、といういい方もあるかも知れないけれど、こうなるとまだ見つかってないのがどれくらいの数に上るのか見当がつかない。電気紙芝居のナレーションが「わが国の高齢年金は積立型ではなくて現役が支払ってその時の高齢者に支払う分を負担する方式だ」と説明していたのだけれど、とんでもない話で、かつて国民年金は勿論積立型であったのだ。それを官僚諸兄が、あ、いや、はっきり云おう、官僚の恥知らずどもが財界の鉄面皮と一緒になって完膚無きまでにぶち壊してしまったのだと云うことを忘れてはならないだろう。その官僚諸兄はなんだかんだといってもなんの責任を取るでもなく、典型的な話で申し訳ないけれど、やりたい放題な人生を送るのを見るのはまことに遺憾だ。選挙に勝つこと以外に全く興味も価値観もおいていない政権与党から私たちの国の舵取りを取り返すべきではないのだろうか。