最近の腕時計の中には電波を受けて自動的に自分の時間を修正するものがあるんだそうだ。今や私の日課は分、秒なんて単位を争う、あるいは守らねばならぬ生活をしていないので、そんなパンクチュアリティーを要求されない。それが呆ける原因なんだと信じていた時期があったのだけれども、もはやそんな思想はくそ食らえ状況である。尤も、サラリーマンをしていた頃からどうも遅れ気味というか自分を制御できない傾向だったといって良いだろうな。今自分がしている腕時計は1972年に連れあいから貰ったもので、それ故に外すことが出来ないのだけれども、もうそれで充分なのである。概ね、そんな時間だ、という見当がつけばよいのである。これを私は腹時計的腕時計と称しておる。・・・だから老けるんだろうなぁ・・・。
