ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

報道2001 フジテレビ

 自民党がこれまで次の選挙対策なのかなにかしらないが、民主党にズリズリすり寄っているというか、国民に媚びはじめている印象がとても強い。ここで守屋の事件がなかったらもっともっとおおっぴらになっていたのではないかと私は思っていた。そこへの自民党の大連立提案であり、それに対するとって返しての民主党の拒否対応だった。数々の報道や評論でもそう書かれていることだろうけれど、なぜこの時点で大連立を提案することが妥当だと自民党が考えたのだろうか。しかも小沢一郎は「せっかくの誠意あるご対応ではあるが」という前ぶりをしてまで会見したのだろうか。その上町村は「この反応は意外だ」とコメントしている。伊吹は「形の上ではこちらが持ち出した」とコメントしている。挙げ句の果てにこの番組で両党の国会対策委員長がその顛末を語るのだろうか。だったらお人払いをして二人で語った意味なんてどこにもないではないか。
 今すぐこの時点で選挙になった時、私は民主党は勝てないと思う。福田の今の雰囲気、路線が一ヶ月繰り返しテレビで放映されただけで、もう民主党の後ろから吹いていた風はすっかりその勢いを失って、逆の方向から優しそうなスリスリすり寄り雰囲気が風を巻き起こしつつある。あの参議院選挙で雪崩を打った国民意識はそう簡単には変わらないだろうという意見がもちろんあるだろうけれど、実はそれでなくてもまず基本は自民党、なぜならばこれだけ長いこと政権を掴んできたんだもの、それほど大きな間違いはないんだよ、という本当に根拠のない、はっきりといってしまえばそれこそムードで掴んでいるものでしかない。だから今回の参議院選挙で小沢が行脚したという地方めぐりがまだ効果を持っているのかといったら如何なものだろうか。自民党が日本の農業を守るふりをして国益という企業利益のための生け贄にしてきたことを日本の地方は深く心に刻んだのだろうか。
 もし本当に次回の衆議院選挙で民主党が政権をきっちりと手にした時、この番組はどういう立場をとるのだろうか。民主党が政権を執っても自民党政権を支えてきた立場を固守するのだろうか。それともあっさり掌を返すのだろうか。あ、番組を終わらせてしまえばいいのか。簡単だ。
 この番組は有料でオン・デマンド公開しているそうだ。自信満々だ。