[写真：前のビルに映った銀座松屋のロゴ] 昨日から12日（火）まで9階のギャラリーで「銀座TODAY──日本写真会会員による──」が開かれている。さすがにうまい人たちばかりの写真だからとても斬新に銀座を切り取って見せてくれる。中には銀座の名の知れたお店のご主人が写っているものもある。泰明小学校前の路地にあって昔から知られた「泰明庵」のご主人も写っている。あのお店は今や蕎麦屋というには複雑すぎる。なにかのパレードの時に先頭を切って歩いている江戸商某保存会の頭連中の一番先頭を歩いているのは銀座のライオンで良くお顔をお見かけする頭だ。そして今改装中の和光の正面顔を撮ったものがあって刺激を受ける。それでこんな写真を撮ってきた。
私はこの種の写真を見るとどうしても自分のものとして脇に置きたいという気持ちが出てきてしまうのだけれども、近頃は置き場所に限界が見えてきていることもあるのだけれど、よほどの感激でもない限り手にすることはない。しかし、今回はちょっと気分としては傾いた。ところが会場で売られている冊子を見ると、なぜかその発色が誠によろしくないのだ。パネルで見ている時のあの鮮やかさが冊子の印刷では全く発揮せられていない。残念ながら諦めた。
