西山太吉氏(77)ら63人の情報公開請求について外務、財務両省は3日、ともに文書を不開示(不存在)とする決定を西山さん側に通知(毎日新聞 2008年10月3日 23時47分)
「そんなものはない」としらを切った、という話である。「2000年以降に米国立公文書館で公文書3通が見つかっている」にもかかわらず、である。当時外務省アメリカ局長だった吉野文六がその存在を認めているという報道があるにもかかわらず、である。あっちでもこっちでも36年前のことについてはもう既にばれてしまっているにもかかわらず、である。この一件で刑に服した元毎日新聞の西山太吉が国家賠償請求を起こしても「ずっと前のことだからそんなのは請求したってダメだ」としらばっくれている司法と、知らん顔をしておけば大丈夫だと思っている行政が結託しているこの現実は何度でも「おかしい、潔くない、卑怯だ、ずるい、間違っている」と言い続けなくてはならないだろう。そんなものを明らかにして米国から金を取り返せと云うことになるととんでもないことになるのだから、そんな藪をつつくなという「大人の意見」なんてものはくそくらえだ。