クリスマスまであと一ヶ月くらいになって、豪州・シドニーではこれから浮かれ・シーズンである。しかも今日は金曜日だから、一旦仕事を終えて家に戻り、夕方郊外の駅から着飾った(尤も程度の問題があるけれど、いつも適当なオージーが「着飾る」のである)人たちが続々と電車に乗っていく。白の上下の旦那はそれでも良いだろうけれど、一緒にミニスカポリスの格好で電車に乗るカミさんの神経としては如何なものかと思ってしまうのだなぁ。
若者たちもちょっといつもと違う感じのワンピースだったりする。みんなよっぽど飲んだくれちゃうんだろうなぁ。宿舎の傍のパブなんかは夕方4時頃からわんわんしていて、午後7時くらいに通りかかったらわんわんどころじゃなかった。
部屋にはいるとどこかからラジオのスイッチも入れていないのに音楽が聞こえる。100mも離れていない公園で大々的なイベントが行われているようで、ライブ演奏の女性ボーカルが響く。フェスティバル・シーズンだなぁ。
それにしても電車のガラス(多分ポリカーボネイトだろうが)に傷をつけて書いたいたずら書きが痛々しい。こんなのは「いたずら」とはいわないだろうなぁ。電車から見える街の壁という壁を汚しているのもここまで来ると恥ずかしい。世界中で大人が本気にならないとまずいな、という気がしてくる。この街は今のうちに何かに気がつかないとぐちゃぐちゃになりそうな気がする。それでも良いという選択肢だってもちろんあるだろうけれど。