ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

日曜討論

 自民党からの出席者は政調会長代理の園田博之。声と顔は父親の園田直に瓜二つで、最近彼の顔を見ていなかった私は思わず園田直はまだ死んでいなかったのか、と驚いたけれど、園田直が死んでからもう既に24年も経っている。(私は園田博之の母を追い出して後妻となった園田天光光が未だ健在なのは知らなかった。)
 「新党さきがけ」にいて村山内閣の官房副長官までつとめた園田博之が、共産党・小池が労働者派遣法の「改正」を求めるのに対して全くわかっちゃない対応を平気で口にするのは恥ずかしい。定額給付金なんてもらったってこんな時期なんだからポケットにしまうと指摘する民主党・藤井に対して「藤井さんみたいなお金持ちはそんなことをいうけれど」として消費にまわると主張する公明党・坂口元厚労大臣のいい方は説得力がない。
 豪州のように高齢者ケアについてもセイフティー・ネットが完備していれば(大分ザルになって来ちゃっているけれど)、今回のように子どもひとりに1000ドル、高齢者にはひとり1400ドルを給付したら多分相当消費にまわるだろうとはいえるけれど、今の定額給付金はやり方としてもあまりにも中途半端。
 豪ドルの対円レートは一頃の6割くらいにまで落ちているから1000ドルといったら6万円だけれど、現地の実感としては10万円に相当するくらいの使いでがある。

 大企業集団である経団連の良いなりになってきた自民・公明の今回の雇用状況に対する明確な責任を追及するためには私たちは来るべき選挙で明確に引導を渡してやらなくては、無責任な有権者のそしりを免れない。次回の選挙は正念場だ。
 自民党内では中川を先頭に党内批判が始まっているけれど、これは総裁選挙の時にちょっと有利に見え始めた候補に雪崩のようにくっついていく、大樹の陰を求める彼らの「クセ」ではないか。今直ちに選挙になったとしたら(ならないのは目に見えているが)面白い混乱が起きるだろうけれど、簡単な演技に惑わされてしまう部分が当然あり得て、それを助長するのはきっとマスコミだ。本当はあたかもネズミ講に誘い込もうとする連中に卓越したものが見られる、客観的に見れば、バレバレの演技に簡単に引っかかっちゃうのはマスコミ、特にテレビの、情けないまでの見識の低さだろう。