ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

朋あり

 いつものことだけれど、昨年の11月30日以来の久しぶりの友達と合流。またしこたまビールを呑む。喋る。喋る。多分これまでも話したことを私は何度も喋る。彼は若いのに、実に人を見ることに腐心している。そこが何時も尊敬に値する。そうか、こうして人を見るのか、と勉強になる。
 日頃強がっている人ほど、その強がりの根底が崩れるとバタバタといってしまうことが伝わる。私だって、ちょっとサイクルがこれまでとずれたら、きっとバタバタよれよれといってしまうことだろう。
 だけれども大多数のうまくいっている(或いはうまくいっているだろうと思いこんでいる)人にとってはそれは想像もつかないことなのだと思う。それを想像し、どうしたらどうなれるのかとその対処策を創造することが必要で、これは人間だからこその話である。そこに眼を向けることがそれこそ人間の人間たるところなんだろうと思う。
 「派遣で働いているのは全労働者の僅か2.6%なんですよ」と切って捨てる港区の某有名私大経済学教授にはそれはわからない。わからないならわからないで良いから、それを人から学んで、そこで対処策を創造するだけの力を持っていて欲しい。どうしてこの国ではそこに眼が向けられないのだろうか。こんなに経済的にも、文化的にも熟成した国なのに。