ヤンキースのイチローは良く喋る。4000本安打の夜のニュースでは試合終了直後のベンチでのインタビュー、ちゃんと終わってからのインタビュールームでのインタビューも流されて、いろいろと良く喋った。彼のあの饒舌な姿がイヤだという人もいる。喋りすぎだという人もいる。しかし、彼のあの真摯な姿を見たら、ただただ頭が下がるだけだろう。ストイックでなかったらあんな記録は作れない。ちゃらんぽらんにやってきてこんな記録は作れない。
BS NHKのメジャー番組で田口壮がいっていたことを聴いてびっくりした。イチローは夜の試合を終わって、飯を食ったらそのまま終わるのではなくて、それから打ち込み、それが終わってからウェイト・トレーニングをするというのだ。それはもう夜中というよりも未明、朝早くってことだ。
そんな人生を送り続ける男は想像が付かない。そんなことを続けてきた人間はたくさん金を貰っても当たり前だろう。眠くなればいぎたなく寝てしまい、遊びに出ればいつまで経っても帰ってこない、そんな人間（私のことだ）が美味しい人生なんて送れるわけがない。参りました。
