ようやく先日の旅の記録をまとめ終わった。これだけ暑いと、一気呵成に仕上げるには根性が続かない。元々、こうして記録をつけることのために、これまで見たこともない景色や現象を写真に撮ろうとしているわけだから、その写真がうまく撮れていないと実に残念至極だ。
素人の悲しさでカメラが変わってしまったものだから、どうして良いのかわからない。もっともっと巧く簡単に撮れるカメラがないかなぁというのと同時に、もっと綺麗に鮮明に、そして深みのある写真が撮れないものかと誠に考えることは勝手この上ない。
大体何をやるにしても、工夫ということができない。あれこれ細かく試したり、やり直してみたりという理詰めのことができない。旨くいってないじゃないかというのに、また同じプロセスをふんで、ひょっとしたらうまく行くんじゃないかと全く論理がない。
人間頭の使い様は子どもの頃からそんなに変わっていないように思う。大体今頃は暑さにかまけてその辺をゴロゴロしていて、8月の最後の一週間でバタバタ、わぁわぁしてどうにか凌ぐことばっかりだった。それがこの歳になっても全然変わらないで、あぁでもない、こうでもないの連続だ。
夏休みの終わりにごたごたするくらいなら、一ヶ月も経たないうちにそんなものは昔のことで終わってしまうだろう。しかし、こうして人生の終わりにごたごたするのは、それで、仕舞い、ハイ、さよならである。
女の平均寿命と男の平均寿命はどうしてこんなに差が開いているんだろう。女の人は人生の最後にバタバタしないからじゃないのか。
