こちらの方のブログで初めて知った。このセンターなるものは郵政民営化委員会の委員長を務めていた田中直毅が理事長を務めている。彼は経団連が作った21世紀政策研究所の所長をやっていたんじゃなかったのかと気がつく。こっちの国際公共政策研究センターってのは2007年に作られたというのだけれど、会長はトヨタの奥田碩で理事長が田中直毅、それで顧問の小泉純一郎の三人がトップを構成しているらしい。
「21世紀」の方は純粋に経団連が作ったものだから運営委員は経団連の会長と副会長(これが15社ある)がつとめている。国際公共政策研究センターも理事に名を連ねているのは殆ど同じ企業トップである。ま、殆どこの二つは兄弟のようなものだ。
そしてその国際公共政策研究センターにはとても違和感がある小泉純一郎の存在がある。どう考えてもこの機関は経団連が小泉純一郎のために作った機関なんじゃないかという気がしてきてもおかしくない。そりゃあれだけ規制をぼんぼんなくして経団連のいうがままにこの社会を組み替え、国民を経団連にうっとばしてしまったわけだから経団連としてはこれまでの自民党利権確保与党の中でも一番使いやすかった政権を作り出した立役者にご褒美、ということだろうか。7月末の総会では小泉顧問が「日本の政治」をテーマに話したということだ。いったいどんな「政治」だというのか。