岡田外務大臣、前原国土交通大臣おのおのが出てきて語っていることを見ていると、私が大の自民党嫌いということもあるけれど、彼等のスタンスは非常に明快でわかりやすい。目の前のことだけではなくて、将来的な路線を考えるとこれをやるしかないというヴィジョンがある。
彼等の主張、民主党が向かう先の解説に対して自民党の細田、伊吹、町村、森なんてところがどんなコメントをするのかを聞かせてくれるテレビ番組なんてあり得ないだろうか。彼等がそこまで出てくるとは思えないからしょうがないだろうけれど、多分彼等は「そんなものはもう既に自民党だって考えていたんですよ」というだろう。いわざるを得ない。しかし、やらなければそんなことはなんの意味も持たない。
亀井静香と榊原英資が「徳政令」で真っ向からガチンコ。亀井のどうしようもないところは純粋な政策議論にならないで「役人から大学の先生になった人なんかに現実はわからない！」だなんていって言下に否定しようとするところで、そんなやり方は自民党の例の派閥領袖と同じレベルの発想に過ぎない。きちんとした理屈で話さなくちゃ説得力が出てこない。こんなんじゃ竹中に勝てない。榊原はこんなくだらない論争からはすぐに撤退。リチャード・クーが持ち上げて雰囲気が実にがらっと変わる。
