NHKのニュースを見ていて驚いた。JETROが日本の映像作品を海外に売り込むイベントの支援業務を委託している業者に、少なくとも5年の間、100億円の資金を預けて運用させ、その運用益から毎回の事業費数千万円を支払っていただけでなくて、事務所を借りている複数の業者にも、100億円余りを運用させ、その運用益を賃借料などの支払いに充てていた、というのである。
金が余っているところには余っているもので、家賃を払う代わりに「ほら、この金預けるから自分で増やしてそこから家賃をさっ引いておけ」というわけだ。そんな話聞いたことがない。JETROの現場事務所ってみんなかつては役人だったし、通産から出向していたりしてみんな羽振りが良かったけれど、こんな発想していたとは驚いた。挙げ句の果てに「運用は以前から続いており、詳しい経緯はわからない」といっているというに至っては開いた口がふさがらない。こういうのは典型的な埋蔵金だろう。一体いつからこんなことになっていたんだろう。しかも、会計検査院はどうして今になってわかったというのだろう。どうして今まではわからなかったのだろうか。
こんなこともそこら中で起きているんだろうか。そういえば基金に渡された金で国債買っているっていってたなぁ。
