これで得をするのは誰か。一般の観光客？位しかいないんだろうなぁ。営業車はみんな混んじゃうから困るというし、バス会社もフェリー会社もお客ががんがん減って多分立ちゆかなくなるだろうといっているし、差額は税から手当てするというのだからその分予算が回らなくなる部分があり得るというし。
物流業界に対してプラスになるのかといったら、当然のごとく荷主からは高速道路料金がなくなった分輸送コストを安くしろという要求が来るのだろうからなんのプラスにもならないはずだ。そうすると得をするのは一般自家用車だけだということになる。これは経済効果として観光地の財政の底上げになるという読みなのだろうか。
徳島と和歌山を結ぶ南海フェリーはこのフェリーが廃止になっては困るということで、徳島県、和歌山県、南海フェリーがそれぞれ一億円ずつ出し合ってそれを原資にしてそれまでの9300円の通常運賃が1000円にしたのだそうだ。しかし、これとて、その原資が底をつけば終わりなんだそうで、本当に付け焼き刃のフェリー延命策を双方の自治体が公金をこのフェリー会社に突っ込んでホンのつかの間の実現をしたということなんだそうだ。
無料化のきっかけってなんだったっけ？
