ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

461

 友達の今井君に誘われて、曙橋の雰囲気のある「Bar 461」というお店に。私は曙橋なんて滅多に来なくて、Back In Townに行くくらいなんだけれど、ここは初めて。駅から店への道すがら、どんなお店があるのかと一軒一軒のぞき込みながら歩いていたら、上から降りてきたエーちゃんみたいな兄ちゃんが声をかけるので身構えたらAKバンドの高島君で、今宵の案内人みたいな立場で。彼の隣に座っていた50がらみのおじさんに紹介されると、向こうは逢ったことがあるという。「いやぁ、すみませんねぇ」のパターンである。大体そういう時はこっちが酔っぱらっているので、失礼しちゃうのである。もったいないなぁ。
 今日は何事かというと、かまやつひろしが唄うというのである。現れた時には彼はもう既にできあがっていて、集まっている25人くらいの聴衆、店の外にまでたかっている人たちは彼が何かを一言いっただけで反応するという「待ってました」状態。本多マキという30前後と覚しきエレアコのきわめて達者な女性とかわりばんこに唄う。かまやつはスパイダーズものから始まってCotton Fieldsまで。本多は全編オリジナル。関西っぽい芸達者の匂いがするなと思ったら奈良出身だそうだ。ルックスと腕達者なギターからは想像できないようなピュアな詞で、意外な感じだけれど、メロディーラインが印象に残りやすい。居並ぶおっさんミュージッシャンの度肝を抜き去ったかも。
 始まる前に周囲に座っているお客さんと話すとそれは殆どが同窓生で、それぞれの音楽サークルで楽しんでいたメンバーだというだけではなくて、今でも自分で演奏している人たち。水上先生の同級生にまでお会いした。どうやら今年はサバティカルで豪州に行っているらしい。成果が楽しみだ。