普天間の移転について鳩山由紀夫が何も決めない、ずるずるしている、閣内不一致だ、日米連合と沖縄県民とどっちが大事か、指導力が欠如している、米国は怒っているぞ・・・・もう、ワンワンしていて、日頃芸能人のスキャンダルとくっついた、離れたで盛り上がっているテレビのいわゆるワイドショーまで、したり顔で、「迷走する鳩山内閣!」なんちゃっている。
早くしないと普天間の危険的な状況がより深刻化するぞ、なんて自民党の大島あたりが言うべきセリフじゃない。尤も奴が記者の前でしたり顔でいっていることは全部自分のことを棚上げ発言ばっかりだからこの際気にする必要は全くない。あれは単なる負け犬の遠吠えだ。(二階俊博は議員を辞職するの?大島君!*1)
普天間の状況を何とかして変えなくてはならないのは事実だ。しかし、辺野古の珊瑚を埋め立ててしまうのは、いくら何でも間違っていることも事実だ。20-30年前の「お上のやることにたてつく輩は強引に機動隊を導入して粉砕しても問題はないんだ」という時代じゃない。それでも強行しようとしたのが前政権だということは確認しておきたい。
いったん停まってもう一度考え直そうとすることは必要だし、重要だ。その為に政権を私たちは変えたのだ。米国にとっては前政権の決定条件を覆すのは外交上問題だという。実際には米国の政権が変わるごとにその方針が変わってきていたのを日本政府はどうして問題視してこなかったのか。いや、民主党から共和党に政権が変わった時にも、そしてその逆の時にも多くの人々が、「だからこうなるだろう、いやそうじゃなくて、こうだろう」と議論していたじゃないか。
私たちの国も、政権が変わったのだ。変化があって当たり前じゃないか。
沖縄でなくてはあのヘリ基地が存在価値を失うわけがない。あそこに駐屯している機材の航続距離を考えたって、今現在想定される出動範囲に対して沖縄からヘリが直接出動できる訳じゃない。きちんとその条件を検証するべきだ。そして与党も野党もそれをつまびらかにしようじゃないか。
非核三原則について密約があったのは先日のNHK「クローズアップ現代」での自民党の加藤紘一の証言で正に明らかだ。「どんな時でも、どんな艦船も、いかなる兵器をオフロードすることはない」と米国側の証言にもあった。
すると、今後問題になってくるのが、米国軍艦が日本の米海軍基地に出入りする時に、核兵器を持っていることが当たり前だ、ということである。つまり非核三原則は二原則になってしまうというわけだ。それを私たちは受け入れる、ということなのか。
なんだか慌ただしく追い立てることが役目なんだと思っているマスコミは思慮が足りない。
あ、そうそう、鳩山邦夫が贈与税を払うといったのは凄いね。ちゃんとやるのかどうかという問題はあるけれど。でも、その分また貰えばいいのかな?だったら兄ちゃんもそうしたらいいのにね。一体あのうちにどれくらいの資産があるのか、ばかばかしいから考えたくないけれど。
眠れぬ寝床の中で、宝くじが当たったらどうしようかなぁと考えている時が一番幸せな一市民としては、この話題には耳をつぐんでいよう。