ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

お古いところです

 北欧のものを読んでいたら「カレリア」という地名が出てきた。フィンランドの南東部からロシアの北西部にかけて広がる森林と湖沼の多い地方をそう呼ぶのだそうだ。あれ?この名前はどこかで聴いたことがあるぞ、と思ったらなんとあれだよ、あれ。
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 そうそう、しかし、このThe Spotnicksはフィンランドでもロシアのカレリア共和国出身でもなく、スウェーデンのバンドで、この曲を初めとして「Telstar」やら「空の終列車(The Last Space Train)」、挙げ句の果てには当時のインストバンドにありがちな日本できの曲を弾いていた。このリバーブとディレイがなんとも懐かしい音で、The Shadowsのハンク・マーヴィンとともにわれら年代は好きなんである。
 今はディレイもデジタルで実現簡単チョチョイのチョイだけれど、かつてはエンドレスの磁気テープをぐるぐる回し、拾った音をずらっと並べた再生ヘッドで即座に再生して送り出すという、実にわかりやすい理屈だった。
 彼等は今でも現役。彼等のサイトを見ると昨年末にもスウェーデンでの演奏の様子が写真でアップされている。YouTubeではものすごい数の動画がアップされているけれど、残念ながら最近のもので画面、音共にそこそこのものは少ない。しかし、これを見ていると場所を選ぶこともなく、あちこちにいって50年代のロックンロールを含めて演奏しているのが分かる。


 スプートニクと来ればアメリカは当然The Astronautsだ。♪のってけ、のってけ
今考えると単純な曲で、演奏もThe ShadowsやThe Spotnicksに較べようがないけれど、これはこれで随分売れた。