映画監督、黒澤明の記念館建設を誘致した佐賀県伊万里市は23日、施設の建設と運営にあたる黒澤明文化振興財団(黒澤久雄理事長)が約3億8千万円の寄付金の大半を建設前に使い果たしてしまったことから、建設の期限を区切る新たな誘致契約を財団と結び直す方針を明らかにした。現時点では誘致は断念しない。
市は1998年、「記念館を建設する権利」として黒澤プロに約1億円の権利金を支払った。黒澤プロとの契約では、建設が実現しなければ1億円は市へ返還されることになっている。市はこのほか、財団設立の出資金や建設予定地の土地購入や造成費などに約2億5千万円を支出した。
黒澤理事長は「今後も建設に向けて努力を続ける」と主張しているが、財団の信用は落ちており、資金調達は難しいもよう。財団の計画続行を認めた市に対し、市民から反発の声が出る可能性もある。 (Asahi.com 2010年3月23日12時30分)
黒パンは一体何をやっていたんだろう。唄っている場合じゃない。