今日のテレビの「報道特集」だったかで書籍の電子化の話をやっていた。そのなかで慶應義塾大学はとっくに著作権の切れた書籍をGoogleの要請に従って彼等に提供し、電子化する事業に寄与しているという。全世界から数十の図書館がこれに協力していると聞いた。
私はどうせ、携帯端末を持っていないと利用しにくいのだろうと、全然興味を持っていなかったので、これまでGoogle ブックスのサイトすら見たことがなかった。ちょっとぼぉ〜としていたことになる。
早速どんな具合だろうかと見て見ると、「濠州」というキーワードで検索をかけるとちょっと面白そうな日本語の書籍を見付け、これを開いてみると、案の定慶應義塾大学の書印が押してある。明治44年の出版であるから当然フリーとなっているものと思われる。
「濠州及「ニュージーランド」視察復命書」という書籍である。当時のデーターを見ると豪州の人口は先住民族を除いて、1907年時点で4,197031名とまぁ細かく書いてあるが、これは多分向こうから提示された数字そのものなんだろう。およそ100年で人口は5倍となったことがわかる。
ちょっと楽しそうなんでついばんでみようと思う。
