ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

まだ終わっていない

 気象庁は12日、12日午後3時から6日間以内にM7以上の余震が発生する確率を10%と発表した。地震調査委員会は「余震域周辺の海域でも、M7~8程度の地震が誘発される可能性がある」との見解で、東日本全体で大きな地震に対する警戒が必要となっている。(毎日新聞 2011年4月13日 東京朝刊)

 このニュースに全く気がついていなかったのだけれど、看過できるニュースではない。この一連のニュースは他の紙面にも掲載されているのだけれど、ラジオやテレビで聴いたり見たりした記憶がない。

  • 東北大学の松沢暢教授は、余震は「数年は続くと考えるべきだ。当面はM7クラスの地震が月に1度起きてもおかしくない」と指摘する。(日経新聞2011/4/13 0:15)
  • 京都大防災研究所の遠田晋次准教授(地震地質学)は全地球測位システムGPS)の測定データから、海のプレート内部で引っ張られる力が強くなっていることを突き止めた。明治三陸地震(1896年)の37年後、昭和三陸地震を起こしたメカニズムと共通しているという。「今、昭和三陸規模の地震が起きると、仙台市で10メートルの津波が押し寄せる計算になる」と言う。(2011年4月14日03時15分 読売新聞)
  • 地震研の平田直教授は「余震の数は減る見通しだが、引き続きM7級、場合によってはM8級が起こりうる。津波の警戒も必要だ」と指摘する。(朝日新聞2011年4月12日5時0分)

 これが起きたら、福島第一だけでなく太平洋沿岸に位置する原発の大半は崩壊してそれこそ日本は全滅する。今すぐ止め、使用済みを含めた核燃料の配置を換えなくてはならない。しかし、それはもはや現実的ではない。