ほぼ足りてまだ欲 その先

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冗談としか思えない

 日本対がん協会垣添忠生会長)は、今年度の朝日がん大賞と対がん協会賞の受賞者を1日付で発表した。大賞には長崎大学大学院教授で、7月に福島県立医科大学副学長に就任した山下俊一さん(59)が選ばれた。チェルノブイリ原発事故後の子どもの甲状腺がんの診断、治療や福島第一原発事故による福島県民の健康調査や被曝(ひばく)医療への取り組みが評価された。2日に鹿児島市である「がん征圧全国大会」で表彰する。(asahi.com 2011年9月1日6時0分)

 山下俊一というのは典型的な御用商人じゃなくて御用研究者の代表といわれたエセ学者で、「福島はおかげで全国的に有名になって良かったね」とうそぶくような人間。彼がこれまでにどんなことを言い放ってきたのかはちょっとネット上で検索したら誰でも簡単に見付けることができる。福島県医大副学長になったのはプルトニウム燃料の導入を安易に認めた、渡部恒三の親戚、佐藤雄平福島県知事の引きによるもので、佐藤雄平県知事は県民を放射能汚染されてしまった地域に縛り付けている戦犯である。


「朝日がん大賞」
趣旨:日本対がん協会賞の特別賞として、21世紀(平成13年)から新設した。対象分野は、日本対がん協会の活動の柱である「がん予防」全般とし、がん征圧に向けた実績をあげて社会に貢献し、なおかつ、第一線で活躍している個人・団体を選考する。将来性のある研究の発掘、医療機器類の研究・開発、患者・治癒者の活動やケアなどの分野も対象とする。

 山下俊一がこれまで福島でどんなことを発言してきたのかをリビューしたらどう考えても「がん予防」に資する発言だとは思えない。年少者のがん発症に寄与してきたとしか思えない。日本対がん協会はなにを考えているのだろうか。

日本対がん協会は1958年(昭和33年)8月、がんの早期発見や早期治療、生活習慣の改善によって、「がん撲滅」を目指そうという趣旨で設立されました。その前年の日本癌学会総会での提唱がきっかけとなり、朝日新聞社が創立80周年記念事業として支援し、設立の運びになったものです。

 朝日新聞が作った団体だということだから、朝日新聞が山下俊一を表彰するということを意味している。 間違っている。