BSだったかなぁ、バート・レイノルズの「The Longest Yard」という映画をやっていた。懐かしいなぁ。ずいぶん昔に見たぞ。アメリカ人はフットボールの映画が大好きで、野球映画なんかよりか、なんぼかあるんじゃないかという気がするけれど、これは囚人のフットボールチームの話。看守チームが悪者で、囚人チームがいろいろやって勝つという筋書きなんだけれど、現実はそんなわけはないだろうに、この非現実感がそのまま人間の感性を動かすんだから笑える。
例えばテレビのウィルダネスものかなんかで、ヒョウがインパラの一家を狙うところが映し出されていて、インパラが逃げおおせて、観客がホッと胸をなで下ろす。だけれど、その実逆から見るとヒョウのお母さんはまた獲物とりに失敗して、ヒョウの子どもたちが飢えるという現実があるはずなんである。世の中、一面的に表した方が絶対受けるってことか。
現実には囚人チームなんて怖くて相手にしたくないだろうし、何が起きるかわからないかも知れないよなぁ。(もの凄く一面的な、ステレオタイプ的な捉え方だけれどね)。
この映画、1974年の作品だから、懐かしいのは当たり前。もう、37年も昔の映画じゃないか。ちなみに2005年にリメイクされたことがあるんだッてんだけれど、そんな名作かね? そういえば当時はバート・レイノルズの映画は何本も見た覚えがあるな。彼は「ガンスモーク」にもでていたというのだけれど、そうだったっけ?もう75歳だ。