最初にはっきりさせておくと、私は全然理論的じゃない、ぐうたらなクリスチャンだ。それも洗礼を受けてからまだ10数年にしかならない。気分で洗礼を受けてしまった。それもカトリックでもなく、プロテスタントともいいがたい日本聖公会だ。むしろカトリックの礼拝に限りなく近い。
SydneyのGordonという街にあるSt. Johnというできてから今では150年位経つ教会で洗礼を受けた。
フォー・トラヴェルという旅行記を書いたり質問したりできるサイトでウィーンの王宮礼拝堂での礼拝はいくらの席を買ったらいいのかという質問をした人がいる。少年合唱団を見たいのか、礼拝に出席するのが主目的なのかと聞いたら、その人が別にどっちでも良いというような答え方をした。カチンと来た。そんならわざわざ金を払って礼拝になんて出席しなければいいのにとムカッとした。
するとそこへ私はカトリック信者でウィーンにはもう7回もいっていると自慢げな人が書き込む。礼拝なんかに興味のない人は（日本人の大半はそうだけれど）結構いるんだから気にするな、献金なんていくら入れても良いんだ、袋に手を突っ込んだらいくらかわからないという書き方をする。あたかも私のようなことをいう奴はへそ曲がりだ的な雰囲気をあらわにする。
数少ない日本人のクリスチャンの中にはこういういい方をする人は結構いる。なにしろ人口の1％しかいないのだから滅多にいるわけがないのはしょうがない。しかし、その一員にこうしたいい方をされると実に情けない。
私は「ゴスペル」と称してごく普通の曲をゴスペル「風」に合唱するグループを侮蔑する。なんでソウル風合唱とでもいわないのか。
日本人はこういうことに関していうと必ず「まぁまぁ、そんなにとんがんなよ」という。失礼だと思う。
