ほぼ足りてまだ欲 その先

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マジャール人

 ハンガリーというのはかつてオスマントルコによって150年間ほど占拠されていたわけで当時は西のハプスブルグとトルコの最前線になっていたんだそうだ。
 ペーチの街には初期キリスト教教会の遺跡の上に立つ大聖堂があるかと思うと、元モスクだった円形の建物がそのままキリスト教会になっており、あっちにはユダヤ教シナゴーグがあるかと思うと、使われてはいないけれど、ミナレットを備えた元モスクがあったりして、いや忙しいのなんの。
 挙げ句の果てにジョルナイという独特の釉薬で知られる焼き物会社なんぞがあったりして、面白い街である。
 ホテルの朝飯に行ったら、なんと何組もの中国人が朝飯を食べているのだけれど、それがみんなそれぞれビジネス、もしくは大学への訪問者の様子で、観光客ではない。
 かつてはどこに行っても仕事で来ている日本人に遭遇したものだけれど、今はそれが完全に中国人に置き換わっていることをここでも感じる結果となる。


 昼飯をとるのはブダペシュトから南に100kmほど離れた田舎で、ここで例のマジャール人馬術を見せてもらう。鞭をパチン、パチンと鳴らしながら疾走する。2頭の馬の腰に乗って3頭の馬に引かせるまるでサーカスのような走りっぷりに驚く。馬を座らせたり。これは結構楽しめるのである。しかし、見ていたのは二つの日本人のツアー客で、なんだか遊びに来ているのは日本人ばかりのような状況となる。

 明日はブダペシュトの国会議事堂の前で消費税値上げの反対デモがあるかも知れないという噂である。