ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

デモ

 ブダペシュトでは時の政権が年金のカットと消費税の値上げを掲げていて、それに反対するデモが100以上の団体が参加して行われたと報じられている。こういう時、日本だったらマスコミが主催者団体発表と、警察の発表する参加者数とが大きく食い違って書かれるんだけれど、今日のデモではどれくらいが参加したのか、英語情報ではthousands of protestersと書かれているだけで、一体何人なんだかさっぱりわからない。
 私たち観光客はそんなことつゆとも知らずに良い調子で「天気が良いなぁ」とノー天気であった。何しろこの国の消費税は対象商品によって差があるのだけれど、25%というのだから驚く。
 で、その警備のための警官がそれはそれは半端ない数で、日本の機動隊のように移動車でたくさんやってきていた。どこの国の政府も同じように力で押さえつけようとするのだなぁとわが方を振り返る。
 土曜日の午後は多くの商店も休みになってしまうので、賑わっているのは観光地だけだけれど、それにしてもこの街の目抜き通りは寂れかかってきている。もしくは寂れてしまっているというべきか。何軒もの石造りの大きな建物が「For Rent」や「For Sale」の張り紙が貼られてがらんとしている。国立オペラ座の向かいのビルは由緒ありそうなのにみすぼらしい姿をさらしているなぁと思ったらかつてのバレー・アカデミーだったそうで、これからホテルに改装するのだそうだ。
 確かに観光客の数はこちらもものすごい数だ。京都や奈良にもこんなに外国人観光客がやってきているんだろうか。あまりの観光客の数に、目が眩む。