ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

何を探す

 昨日はとても久しぶりに小田急の経堂に行った。小笠原のアオウミガメの話の会に友達が誘ってくれたのだ。そのトークの始まりが二つ目の落語家とお囃子方の女性の二人で、そんなバックグラウンドを持つ人たちが絡んでいたので、友達が誘ってくれたのだ。
 しかし、アオウミガメについて私は全く興味がなかったけれど、なかなか面白い話だった。日本の若者は本当に良くやっているなぁ。
 で、私は千代田線で代々木上原から小田急の各駅停車に乗った。その電車の列に並んでいたのだけれど、朝のラッシュ時は整然と詰め詰めで並ぶ列がなぜか夕方はゆるゆるのだらだらになる。隣の列に、見るからにバリバリのやり手、脂ののりきった仕事をこなしているとおぼしき女性がいた。ところが彼女は左手になぜかキャップのはまっていない、従って空とおぼしき2リットル入りのペットボトル2本が入った紙袋、そしてしっかり資料かなんかが入った紙袋、それに加えて大きな中身がぎっしり入ったバッグを抱え、右の手でバッグの中をぐさぐさとまさぐって何かを探す。なかなか見つからないらしい。しかし、今この時点で見つけないと問題が大きくなるというようなものを探している。一体、彼女は何を探しているのだろうかと気になる。そのうちに電車が入ってくる。それだのに、グルグルとまさぐっている。
 この話にはオチはない。電車が来ちゃったからだ。それにしてもあの荷物は一体何だろうか。