ほぼ足りてまだ欲 その先

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東京新聞 世論調査

東京新聞の都民世論調査

 石原都政への評価を問う質問では「大いに評価する」が19.3%で、「ある程度評価する」の56.7%と合わせると、76%に上り、「あまり評価しない」と「まったく評価しない」を合わせた23%を大きく上回る。

 あまりの東京都民の人の良さに驚愕して言葉が出ない。これなら、確かに猪瀬が当選する可能性が高いと読む新聞が出てきても仕方がないのかな、と思わせるけれど、そんなに都民というのは政治に関心がなくて、ミーハーで、騙されやすくてこの国のことを本当に考えていないのだなと良くわかる。
 ところが次を見てわかったことは、この世論調査は矛盾だらけなんだということだった。

 衆院選比例代表でどの政党に投票するか聞いたところ、自民党が21.8%でトップ。民主党は12.9%。脱原発政策をめぐっては、電力消費地の東京で六割近くが原発ゼロを求めていることが分かった。 

 34.7%が「原発推進」を打ち出している二つの政党を支持しているけれど、6割が原発ゼロだといっている。石原慎太郎は明確に「核武装が必要だから、原発は推進当たり前」論者だ。そこのところは全く一致しない。
 ことほど左様に気分でしか回答していない。

15-17日の3日間、都内有権者を対象にコンピューターで無作為に選んだ番号に電話をかける方法で実施した。実際に、有権者がいる1,528世帯にかかり、1,005人から有効回答を得た。回答率は65.8%。

 これに対応してくれる、家にいる人たちとはどんな層になるのか、という点を加味して考える必要があるわけで、この範疇に多くの若者が含まれるのかといったらこれは「否」である。では、誰が答えたのか、という点を考えると、多くの矛盾を抱えている可能性があっても不思議じゃない、という気になる。