ほぼ足りてまだ欲 その先

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トタン板

 日本でも戦後、多くの簡易住宅がトタンの波板で外装をした。打ち付ければそれだけでどうにか雨風を防ぐことができたから簡単だった。今でもどうかすると空襲で焼け残った家があるとそんな途端の波板が残っていたりする。それでももう随分見なくなった。
 ところがブッシュ・ファイアーで大騒ぎになっているオーストラリア・タスマニア州の燃えてしまった家屋の写真を見ると、そこに映っているのは焼け焦げたトタンの波板の瓦礫である。何でまた、という気になるが、タスマニアでは一戸建ての家のほとんどが屋根にトタンの波板を使っている。驚くほどほとんどの家がそんな状態だ。
 日本の雪国にいくと積雪のために波板ではないがスチール屋根になっている家がある。しかし、タスマニアは山間部以外はほとんど雪が積もるということがない。それなのに、なんであそこではめったやたらとトタンの波板なのだろうかと不思議だ。しかも鉄鉱石は外に売るほど取れるけれど、製鉄会社はとても限られている。
 しかし、ものの見事にトタンの波板だらけである。