オリンピック種目除外候補種目なんてのが議題にあがっているらしい。5月に最終結論が出るといわれているけれど、第1回大会から競技種目の中に入っていた「レスリング」が除外候補になったといってもう大騒ぎだ。何しろ日本には無敵の国民栄誉賞選手の吉田沙保里がいて、次のオリンピックでも金メダルを狙っているというウハウハ種目のひとつ。ま、その割には男子の成績がぱっとしないという嫌いはあるんだけれど。他には「気合いだ！」親子の、日本人が大好きな涙の親子物語が2020年、つまり東京がオリンピックを招致しようとしている正にその大会から除外されちゃうもう瀬戸際である。日本が好成績を収める可能性の高い種目だけにいろいろ考えちゃう。多分、人種差別だと。ところが韓国の国技ともいうべきテコンドーは残っている。ということはIOCはアジア人種差別をしているわけではなさそうだ。となると、日本嫌い？
この話を聞いてまず思い浮かんだのが、来季になったら女子ジャンプのワールドカップは多分ルールを大きく変えてくるんじゃないかという懸念。かつて日本の男子ジャンプ陣が連戦連勝を重ねていた時代、彼らはルールを大きく変えて、日本ジャンプ陣があっという間に失速したという実績がある。
柔道だって、ルールを大きく変えて日本選手に非常に不利なゲームになっていったことも記憶の中には残っている。強くなると必ず何かそれを阻止する手段を考えるのが国際的といわれる組織のいやらしさだ。
レスリングが外されて、野球やソフトボールが戻るとはとても考えられない。これはもうせめぎ合い以外の何者でもない。
