日曜日の銀座の銀行ATMは一瞬あいてないのかと思ったのだけれど、実はあいていて、中は誰もいなくてガランとしていた。振り込みをしなくちゃならないものがあって、タッチパネルを使ってピッポッパッポとやっていた。
ようやく終えたところで通帳を取り出して記入をしているとあれだけガラガラなのに、何故か隣にとっても派手な格好をした若い女性が二人やってきた。もうほとんど短パン（女性の場合はそうはいわないのか）に踵の高いサンダルだ。
何か二人で喋っているのを聞いて、あぁ、外国から来た人なんだなとわかったのだけれど、そのうちの一人が突然私にむかってカードを見せて「This OK？」と聞く。多分その国のカードで、右下に良く銀座のお店のウィンドウに貼ってある印が印字されていた。VISAのPlusマークとかMasterCardのCirrusマークがあれば外国でキャッシングできるのは知っているけれど、そのマークのことは知らないから、反射的に「Sorry, I do not know.」と答えた。
すると彼女たちはどうしたかというと、なにかを自国語で会話してそのままカードをATMに突っ込んだ。じっと見つめていたら、なにやら怪しい爺に思われそうな気もするし、そのまま出てきちゃったんだけれど、日本って本当に治安がよいのだなぁと思った。自分が外国で逡巡したときに、隣の機械にとりついていた爺には聞かないものなぁ。
