ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

三角

 子どもの頃、広場に行くとかならず誰か子どもがいて、人数が少なければ少ないなりに三角ベースボールをやった。しかもゴロベースだった。軟式庭球のようなゴムまりで、それもゴムが均等になっていないような粗悪なボールだった。多分10円やそこらで買えたのではなかったかと思う。それをピッチャーの奴は転がすのである。それをバッターはその辺でみっけたぼうきれで打つ。ベースは一塁と三塁しきゃない。これだったら、一人対一人でも遊ぶことができた。つまらなかったけれど。そこに誰かが来たら大歓迎されたものだ。
 自転車は大人の物しきゃなかった。大きな子どもが小さい子どもを後ろにかわりばんこに乗せてくれていた。中ぐらいの子どもは三角乗りに挑戦した。なぜならサドルに座っても足がペダルに届かないからだ。巧く自転車を倒してフレームの三角の中に足を突っ込んで向こうのペダルを踏む。不自然な格好でこぐのだから、要領がいった。今だったらあんなことができるかどうか自信がないなぁ。