- 「津波で多くの住宅が流され、復興には木材が足りない」という理由で全国になんと2432kmもの林道が建設された。
- 復興予算の一部を役所の天下り先の公益法人や自治体が管理する「基金」に補助金として配分し、プールさせた。総額は約2兆8000億円
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- 基金の執行率は12年度末の時点で28.7%(被災地に使われたものも含む)にすぎない。流用基金の1兆1600億円のうち約7割の8000億円程度が返還される計算になる。ところが、復興庁の発表によれば返還見込み額はたったの1017億円
- 復興庁は2013年5月末時点で「執行済み及び執行済みと認められるもの」については返還しなくてよいとした
- この基金で全国に造られた林道2432kmのうち「被災地は263km」(林野庁森林整備部計画課)というから9割近くが被災地以外の林道だ。冒頭の大分県が221kmでトップ
(SAPIO 2014年4月号掲載)