- 操舵手は、船が横転直前に急旋回した理由について、「私が失敗した部分もあるが、いつもより随分速くかじが回った」と語った。
- 3等航海士は捜査本部の調べに対し、「ほとんど全速力で航行したまま、方向を転換した。操舵装置がぐるっと回り、船がバランスを失い、統制不能状態に陥った」
- 当時の船の速度は19ノット(時速約35km/h)だった。
(読売新聞2014年04月19日 11時38分 )
右旋回しようとしていつもよりも早く舵が切れたという意味だろうか。潮はどっちからどっちに流れているのだろう。この表現だと陸側から沖側に潮が流れていたように聞こえる。
この速度はこのくらいの船の巡航速度だろう。これだけの速度を出しながらめいっぱい舵を切ると、当然遠心力がかかって左舷側にGがかかるはずだ。その時に船がどれほど傾いたのだろうか。
しかし、いずれにしろ、どんな理由でここまで舵を切る必要があったのかがわからない。
日経新聞2014/4/19 13:23によると:-
- 三等航海士(25)が合同捜査本部の調べに対し「現場付近で速度を落として右に曲がるべきなのに、ほぼ全速力で進んで方向を変えた」と供述
ということは普通の航路を取るんだけれど、減速するのを忘れてしまった、ということか。操舵手が「いつもより早く舵がまわった」といっているのは通常は減速するからだといえるだろう。