我が町だけでなくて、東京中どこへいっても見慣れない中華屋さんとインド系カレーやさんがあふれかえってきているような気がするのは私だけだろうか？
うちから地下鉄の駅まで1km足らずのところにこれまで日本の中華そば屋が4軒あったところに中国人が経営する店が2軒できて日本のつけ麺屋が撤退し、一軒はタイ料理屋になった。この通りにはインド系カレー屋さんはできていないけれど、交差する大通りにはもう既に4軒くらいできている。インド系カレーと書いたけれど、その内実はネパールだったりして、こっちはどこから来た人がやっているのか、なかなかわかりにくい。で、概ね通りに出てチラシ配りをしていたりする。
私は通常ラーメンの類やカレーを外食することがないのでよく知らないのだけれど、昨日とても久しぶりに中国人が経営する新しくできた中華そば屋に友人ふたりと入った。ワンタン麺と書いてあったから注文。これが日本の純正中華ワンタン麺（話がちょと複雑）に比べるとソバがやたらと太くて、ワンタンは味付けがやたらしょっぱい。ワカメやらネギが載っていて、これは明らかに日本人ウケを狙っているメニューなのに、ちょっと中華色が強すぎて失敗している。ロンドンやニュー・ヨークあたりのチャイナ・タウンでのワンタン麺はソバがegg noodleの上にワンタンといっているけれど、明らかにシウマイのようなdimsimで、日本のワンタン麺には似て遙かに異なものである。しかし、多分あれが中国でいうワンタン麺なんだろう。しかし、あっちでは現地の好みに迎合している雰囲気が窺えないのに、どうして東京ではこんな事になっちゃうんだろうか。ちなみに私は日本人が作る普通の中華そばの方が数段好きである。
こんな都会の田舎にまで蔓延してきているエスニック料理の将来はあるのだろうか。
