自公連立安倍政権のおかげで、円安が続き、外国からの観光客がどっとなだれ込んできて、その効果の高さに小売業界は今や正にウハウハだよね。銀座や秋葉原を見てご覧なさい。あっちもこっちも東アジア系の観光客で一杯ですよ。うちの近所の食べ放題焼き肉屋さんも数年前からお昼はそうした観光客の貸し切り状態になっていて、時にはそこで満腹焼き肉を楽しんでいたわが娘なんぞ、すっかり諦めている。
昨日も前に通りかかると、何台ものバスが停まっていて、あ、まずいな、通りの反対側に渡れば良かったと思ったけれど、時既に遅く、店から出てきた観光客でワンワン状態になっていて、通り抜けるのは至難の業だった。何しろ彼らは声がでかいし、遠くの人を大声で呼び寄せる。しかしながら、それは一昔前の日本人の海外旅行そのものなのだ。寸分違わない。そっくりだ。
ツアーで固まって行動するし、大声で喋っているし、自分たちの文化をそのまま携えてやってくる。「金さえ払えば良いんだろ！？」と居丈高な態度をとる。顰蹙買っていようとどうだろうとそんなことは知っちゃいねぇよと居直る。挙げ句の果てに不動産でもなんでも買い占めてやろうという脅しもかける。全く、全くそのものだよと説明すると、今の若い日本人は驚く。そりゃしょうがない、そんな時の日本人のことを知るわけがないのだから。
いっておく。これから日本はどんどん外国に比べて落ち込んでいくんだよ。立場というのは相対的なものなのでしょうがないんだよ。これを外交、文化における相対性理論という・・・そんなわきゃないのだけれど、諦めていこう。
