ほぼ足りてまだ欲 その先

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世渡り

 段々、無精になってきますねぇ、人間は歳をとると。お愛想を振りまくってことにマメさがなくなってきます。昔だったら「この先何があるかわからない」と四六時中思っていましたから、ちょっとイヤなことをいった人とか、気に入らないことをした人だって、まぁまぁと自分を諫めて、一緒に酒を呑んだり、遊びにいったりしたものだけれど、もはや、あ、もう良いやと思っちゃうときがあります。
 それが周りから見ると年寄りが傲慢に見える、ということなんだろうなぁという気がしてきましたね。周りを慮るッてぇことをしないんだなぁ。そのまんま感情を出しちゃう。人間ができていないことの証拠だってことでしょうねぇ。
 いつも、下にも置かぬような接し方をしてくれていた人が、あるとき、多分酔っ払っていたんだろうけれど、私のことを激しい口調で、呼び捨てにしたんですよ。向こうの方から。それから、多分彼は心の中では私をそういう位置関係に見ているんだろうなと思ったら、もうどうでも良いや、という気になってしまったんですねぇ。
 いや、そんなはずはない、彼はつい羽目を外したってことなんだろうと思って上げれば良いのに、許容力がない。大人じゃないんだなぁ、まったく。